3本ハシゴ

日曜日は雨で遠出の予定がなくなったのでひさしぶりに映画のハシゴをしてきました。春との旅。ロケ地がたまたま最近の自転車でのお出かけで通ったところ(北海道送毛 増毛&気仙沼唐桑)だったので見てみました。妻や娘に死なれた老漁師が旅に出るがけなげな孫娘がついてくるという筋で、祖父母の存在を知らず、将来孫娘ができる可能性もない個人的状況からすると内容に共感の余地が少なかった映画ではありますが、北海道や宮城の漁師町の美しくも寂しい風景が印象に残りました。クロッシング。2002年、脱北者25人が北京のスペイン大使館に駆け込んだ事件をモチーフに、脱北者父子の姿を描いたもの。中朝の国境の町での見聞(詳細には書きませんが)を思い出しました。テーマの重さもさることながら映画としても佳作だと思いました。最後に川の底からこんにちはを観ました。主人公の語彙不足や開き直りへのありきたりな過程が気になる面はありましたが、若い監督の「人」への愛情が感じられ、単純に楽しめて元気になる映画で良かったです。

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