上海郊外(2007年)

読者のNさんからのレポートです。
先日のメルマガに「新場」のことが書かれていたので、どこだろうと上海の地図とにらめっこ。私は現在、上海在住なのですが、私の住まいから5分ほどの場所に新場に行くバス停があるではないですか。これは地元民としてはいい機会なので週末に出かけてきました。まず、バスに1時間乗るとしたら座りたいのでバスの始発場所を探すことにしました。
バスは、浦東の「東昌路渡口」という場所から出ています。これ、黄浦江の川の渡船のそばにあります。行かれる方は、バス停始発に向かうと良いでしょう。この渡し船の対岸は豫園に続いていますので、豫園観光と組み合わせる方法もありますし、この「東昌路渡口」から浦東地区を循環する2階建ての観光バスの始発場所でもあります。 
2階建てバス(2階は屋根なし)から眺める上海の町も良いですよ。 このバスの2階の乗車は15元で飲み物つきです。 (バスの1階なら1元)さて、「東昌路渡口」から「新場」までは約1時間半でバス代は7元でした。もちろん始発なので好きな場所に座りました。
私はお昼を食べてから出発し、新場に着くとバス停そばにコンビニがあったので、まず飲み物を調達。近くに公衆トイレ(利用料3角)もありました。
さぁて、目指す場所はどこだろう。場所が分からないので、自転車タクシーに「古郷古鎮」へ行きたいが幾らかと聞くと5元でした。上海の近代化した町並みとは違う古い町がそこにはありました。
確かに観光地化はされていませんが、町並みは文化財として保護されているようです。  そして、穴場としては有名なのか、何組かの写真愛好家のグループにあいました。 みんな、高いデジカメを持っていて、日本人の私は、うらやましく思えました。 カメラの被写体としていい場所がたくさんありました。
水郷・小川にかかる石橋・古い商店街・町の生活がされているので店を覗き込みながらの散策です。 歯医者の治療椅子が外から丸見えだったり、電気屋がテスターでTVを修理していたりと2時間くらいぶらぶらできました。
お土産などは何も買わなかったので、結局使ったお金は、交通費(バス代が往路7元、復路6元、自転車タクシー5元)、飲み物3元だけでした。
さて、もう1箇所、「上海影視楽園」という場所を紹介します。
行き方はYAHOO等で検索すると、いくつか情報が出てきますので探してください。ここも市内からは離れています(上海市松江区)。中は、上海の南京路の1930年代を再現した町並みが整備され、映画撮影が出来るようになっています。  大きな建物の中は大道具の倉庫だったり映画用の大道具の製造工場だったりしています。 そんな現場を眺めることも出来ます。町並みをチンチン電車(無料)が走っていてレトロ感覚いっぱいです。そして、あの映画はこの場所で撮影したんだなんて思いながら歩くと(私は今年2月にTV東京が放映した「李香蘭」のDVDと対比しながら、あ、ここに上戸彩が居たんだなんて思いながら歩きました。 あちこち歩くと、ここから先は立ち入り禁止のテープがあり、その向こうでは撮影用のセット(商店街)を作っていました。タイミングが良ければ、芸能人に会えるかもしれませんよ。
新場も上海影視楽園も、あわただしい上海旅行ではいけないでしょうが、1日又は半日でゆっくりしたい方には穴場でお勧めです。
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