ふたつの故宮博物院

北京と台北に分立することになった、ふたつの故宮についてはよく知られています。
いま中台の歩み寄りが、両故宮を接近させつつあるそうです。この本では台北、北京はもちろん、中国各地や香港、シンガポール、日本などを訪ね歩き、記者らしい取材方法で故宮の文物や歴史の政治的社会的背後を探っています。力作だと思いました。
私たち(中華世界に関連する人たち)はどうしても中台どちらかの立場に偏ったり、あるいは思考停止したりしがち。そうした固定的な見方や処世をいったん解き放つとよいと思いました。
(4/27-5/7までGW等のため日記はお休みします。やや短縮しますが4/27,5/1,5/2,5/7については仕事しています)
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