中国の銀行編その4

最初に口座を開設するときは、必要最低限の語学力が求められるが、
それ以降は、用紙に記入するだけなので、語学は必要ない。

窓口で引き出す場合は、儲蓄取款凭証という用紙に金額を記入して、
名前と口座番号を記入して、窓口へ並び、パスワードを聞かれたら入力。
この場合は、身分証明はいらないので、これでオッケーである。
口座を閉めるときは、この儲蓄取款凭証の用紙に、通帳の残高を全て
記入して、上記と同様の手続きをすれば完了である。

これまでを読む限り、かなり面倒くさそう、かもしれない(笑)
北京市内であれば、海淀区の北京語言文化大学の校内にある銀行が、
おそらく中国で一番外国人に接しており、外国人慣れしている銀行だと思う。
土日も夕方4時ころまで開いている。
ここのスタッフは、英語も多少は通じるし、何よりも外国人に対して
中国で最も寛大な?場所であるから、
語学に自信がなかったら、とりあえず、
ここでチャレンジしてみたら良いかもしれない。
以前は旅行や出張といえば、かなりの額のキャッシュを持ち歩かなくては
ならなかったが、最近は、普段からあまりキャッシュを持ち歩かなくなった。
先頃、会社の帰りにひったくりにあったのだが、被害総額は3千円にも満たない
小額で済んだのも、このキャッシュカードのお陰かもしれない。

ひったくりといえば、最近の北京は目に見えて治安が悪くなってきた気がする。
ここ2か月の間に、自分がひったくりに遭った以外にも、2度、
盗難現場を目撃している。

以前、アメリカに3か月ほど滞在していた時も盗難にあったが、その時に警察に、
「ホールドアップじゃなくて良かったな、不幸中の幸いだ」と言われた。
全く、その通りなのである。
今回も怪我がなかったので、お金だけで済んでよかった、と思うようにしている。

何年も海外で暮らしていれば、アクシデントの一つや二つ、
あって当たり前なのだ、と思う。
私は常々、「何もなくて、ラッキー、何かあっても当たり前」
くらいの気持ちで暮らすようにしている。 
                        (銀行編おわり)

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