台湾海峡1949

台湾の運命が大きく変わった1949年を中心に据えて、いまの台湾に暮らす人々が大陸で台湾で戦場でどのような戦中戦後を過ごしていたのかを数多くの聞き取りで辿った本です。
著者が――本書は文学であって、歴史書ではない。私は信じている。文学だけが、花や果物、線香やろうそくと同じように、痛みに苦しむ魂に触れることができるのだ、と書いている通り、ノンフィクションと言うよりも未来世代に静かに語りかけるような良書となっています。

http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/