完読していなかった巴金「家」。図書館で借りて、20年ぶりくらいに読んでいます。今度は完読できそうです。
旧家を舞台に伝統にがんじがらめに縛られた旧時代の終えんと新しい時代への萌芽を活写しています。中国の文学と言うとちょっと前の映画のように平板な印象を持っている人がいるかもしれませんが、家族の遊びの描写など饒舌な表現もちりばめられていて、この時代の雰囲気を味わうこともできます。
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