健さん

週末にTVや映画館で何本か観ました。どれも観たことがありますが、そのたたずまいに改めてほれぼれすると同時に最初に観たころの出来事も一緒に思い出していました。映画には、健さんにはそんな力があります。
90年代、中国で寝台などで旅行した時、周囲の中国人との共通の話題はなんといっても健さんでした。彼らにとって、文革後初めて見た外国映画。健さん自身の魅力もさることながら、中国の一定以上の年代の人々にとって、傷ついた時代からの夜明けを象徴する俳優でもあったと思います。
私も少年時代に網走番外地シリーズを何度も観ているし、70年代末の北海道を舞台にした数本も大好きでした。最近は私自身年を取ったせいなのか、あ・うんの軽妙でおしゃれな健さんも好きでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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