オヤジ魯国を行く

(孟母林)

孟林から鄒城と曲阜を結ぶG104幹線道路に出て、曲阜方向に少し行った所に
「孟母林」と書かれた牌坊がある。
そこを10分ばかり東に歩くと、孟母林が見えてくる。
孟子の母の倪氏を葬った地で、後年孟子の子孫の墓所となっている。
孟子の○○代目の孫と書かれた墓碑がいたるところにある。
孟母の墓は、ものの本には赤い周壁をめぐらした享殿の後ろにあると記されている。
それらしい周壁に囲まれた建物を見つけたが、門は閉ざされている。
門を開けてもらおうと管理所へ行くと、「孟母墓はそこではなく、ここから左側に
5分ほどいった所にある。」と言われた。
なるほど、孟母墓と記された墓碑と小さな塚があった。
ここも松柏の木立が美しい。
顔廟の管理人が「孟母林の木立は美しいので必ず行くように」と言っていたが、
その言葉どおり。
幹線道路の反対側には、孟子故里の牌坊と孟子故居(?)がある。
幹線道路は曲阜へ向かうバスが何本も走っているので、帰路の交通の心配はない。
鄒城には、他にも孟母三遷祠など旅心をくすぐる旧跡はいくつかあるが、
今回は行かなかった。なお、孟母林は曲阜市に属する。


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