東京物語

映画館でもDVDでも何度か観ていますが昨晩、「晩春」と2本観ました。若い時に観たときはやや平板に感じられた台詞の1つ1つが今回は心に沁みわたるようでした。初見の80年代でさえ鎌倉や茅ヶ崎の風景が昔くさく感じられたものですが、主演の原節子さんの死去とともにさらに遥か遠い時代に去ってしまったようで、さびしく感じられました。一方で、台詞のひとうひとつの背景は推測を交えてですが実感をもって理解できるようになったのが不思議です。これが成長なのか諦観なのかはわかりませんが、この映画を理解するために人生の旅路を過ごしてきたような、そんな気さえもするのです。深い感謝とともに。合掌。
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