2006.3.8 お題:留学生生活スタート

学校の敷地内を歩いていると、あちこちで生徒と会っちゃって先生!
先生!と言われてしまうので、なんとなく気恥ずかしいのです。
が、いよいよ生徒として留学生の漢語学習のクラスでの勉強が始まり
ました。
今週一杯は、何処のクラスに参加しても良いので、
どのクラスが自分のレベルに合ってるか、
雰囲気が合うかなど参加して決めて下さいとのこと。
まず参加した初級三班のクラスは、主にベトナム人が多く
次に韓国人、ロシア人の女の子と日本人は私の一人づつ。
このロシア人の女の子(あ、まだ名前も聞いてない。)が、
語学に才あり!なお嬢さんなんですよ〜。
茶色の髪をきちっと束ねておでこを出して、
灰色と水色のくりっとした目できちんとしたお嬢さんな印象。
以前アメリカでの留学経験があり英語の先生の資格を持ってるそう。
その上、他に母親がタタール人なので、トルコ語も出来るとか、
スペイン語も簡単な会話なら出来るそうで、
久々に昔ちょっとやってたスペイン語で話してみたりして
授業前に普通語と英語とスペイン語のちゃんぽんで、
黒板に字やら絵やら描きつつ、おしゃべりしてみました。
おおっ〜、これがスラブ文字かあ・・・。
生まれて初めてスラブ文字を生で見たので、なにやら興奮しました。
そーいや中国にはロシア族だっているぐらいに、
ロシアと国境を接してるんだよなあ〜。
やはり、クラスの授業では、彼女の一人舞台。スゴイ積極ぶりで感心しきり。
私も未熟ながら、おしゃべりなら負けじと大いに刺激を受けて、
発言しまくりました。(まあ、相変わらずいい加減なんですけども。)
担任の李先生は、丁寧に確認しながら、優しく話してくださる二十代
前半ぐらいの大学卒業して、まだ間もないかなという若くてほっそり
とした素敵な方です。
その後、次のクラス初級の四班にも参加しましたが、
こちらも大半がベトナム人、そしてロシア人が三人、
日本人の交換留学生が二人、タイ人の男の子ひとりでした。
このタイ人の男の子が、国別で固まってしまっていた中、
やたら一人で不安なようで、よろしく!よろしく!と
あまりにも必死な感じで痛々しくて、なんだか可哀想なくらい。
必死にいろいろと話しかけてくるのですが、あまりにも彼が焦ってる
せいかうまく話しも通じず、とりあえず電話番号を交換して、
仲良く勉強していこうみたいな励まし合いをしました。
担任は于先生とおっしゃる30代半ばぐらいの男の先生です。
感動!何しろ感動しました。
じーんとくるというか、なんだかこれぞ先生!
という徳がにじみ出ていると言うか、
なんとも溌剌とした真直ぐなものを感じて、
襟を正して正座して頭を下げたいような、
無条件でありがたい気分になりました。
前世で弟子が家来だったのかと思うような感慨です。
なんでも、お父様もおじい様も先生。
代々先生のお家柄だそうで、さもありなん。
朝早く来て、机を拭いて差し上げようと勝手に決意しました。
(それにしても、このような先生オブ・ザ先生のような方を目の前に
すると、同じ先生と呼ばれている自分が恥ずかしい。)
そして午後、トイレの前で挨拶をしたきっかけに、60歳ぐらいの中級
クラスで学ぶ普通語がかなり堪能なフランス人のご夫人と、明日の夜、
お互いの中国人友達を連れて一緒に食事に行くことになり楽しみです。
中国ビザ 航空券 港華