中国民間工芸品

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扇子
「扇子」は、竹、木、紙、などを材料に作られ、涼を運ぶ夏の必需品です。中国では現在、古くから用いられてきた「団扇」も含めた総称となっています。種類は紙扇、綿の扇子、絹の扇子、羽の扇子などがあり、竹文化・仏教文化にも深いつながりがあると言われています。 中国の扇子(団扇)文化は古くから起源しはじめます。当時の人たちは、夏の炎天下を、鳥の羽毛、あるいは植物の葉を工夫して陽の光を遮るために用い、これが扇子の原型と言われています。最初の扇子は、3000年ほど前、アシを用いて作られました。当初は涼を取るものではなく、儀礼に用いられ、また、権力を象徴する特別な道具とされていました。もっと見る
飾りちょうちん
飾りちょうちんは伝統的な民間芸術として伝わってきました。起源は前漢時期に遡り、二千年あまりの歴史があります。飾りちょうちんは伝統的な祝日、結婚式、年配者の誕生日祝いなどのめでたい日に多く使われ、祝いの雰囲気を引き立たせます。歴代の職人たちの継承と改善を経て、飾りちょうちんには多種多様な種類が生まれ、技術もますます優れたものになってきています。


凧というのは、木や竹などの骨組みに紙、ビニールなどを貼り、風力を利用して糸で引き、空に揚げられるおもちゃです。中国民間の伝統的な工芸品です。その形は主に自然の生物のマネをしていて、例えば:昆虫、動物などで、他には、幾何学図形など、だいたい70種類もあります。河南省開封市・北京市天津市山東省?坊市・江蘇省南通市・広東省陽江市が中国の伝統的な凧の六大名産地です。
紙傘
紙傘はプレゼント、装飾品、旅行記念品、コレクション、演劇用の道具として愛用されています。桐油をつけてはじめて使われるので、油紙傘、油傘とも呼ばれています。普通に花と鳥、人間、山水、楼閣など目を奪われるほど精巧で美しい模様は描かれます。雨の日も晴れの日も使われるので、観光客に親しまれます。

面塑

「面塑」は別名を「面花」、「礼餅(贈り物のマンジュウ)」、「 蒸し菓子」、「しん粉細工」と呼ばれる、もち米と小麦粉を練って作った小さい人形です。山西、山東河南省甘粛省などで盛んに作られています。歴史資料によると、中国の面塑芸術に関する記載は漢代まで遡ることができて、数千年の歴史を持っています。現在、面塑は貴重な無形文化財として保護されています。また、面塑は歴史、考古、民俗、彫塑、美学など分野の大切な研究資料です。もっと見る
泥人形
中国の「泥人形」の起源については、4千−1万年前の新石器時代までさかのぼることができます。漢代になると、「泥人形」は主要な芸術品のひとつになりました。唐代は「泥人形」にとって芸術発展のピークに達しました。宋代まで発展を続け、それ以後も宗教を題材とした大規模の仏像は繁栄し、小型の泥人形のおもちゃも進化を遂げ始めました。現在でもなお、泥人形、特に小型のものは人気があり中国各地至る所で作られています。その中でも江蘇省無錫恵山、天津の「泥人張」、?西省風翔県、河北省白溝鎮、山東省高密市、河南省浚県、河南省准陽県、北京などの泥人形は有名です。

琉璃
琉璃は、流璃、瑠璃とも言われ、中国古代のガラスの呼び方です。それは各色の人造水晶(24%の二酸化鉛を含む)を原料として造られた水晶作品です。琉璃は色とりどりで、透き通っています。中国古代で琉璃の主な成分は、鉛?ガラス(?.バリウム.化学元素の一つ.元素記号:Ba.)なので、飲食用の食器類を作ることはできません。一般的に、装飾品や昔の厳格な階位の人と一緒に葬る物として造られました。

ガラス器
ガラス器は融解点の比較的低いガラスを原料として作る工芸品です。中国には明清時代(14-18C)に広く流行し、北京と山東博山が主要生産地です。ガラス器の表面がなめらかで、色が豊富できれいです。ガラス器の製造工程は、ケイ酸と金属酸化物などを高温で溶解してから、一定の規格によって、棒を作ります。それから、棒を火に当てて、柔らかくなった後、速やかにいろいろな形を捻ります。もっと見る
木彫り人形
木彫り人形というのは木で小型の人物の形を彫刻し、顔のくま取りに彩色上絵を施し、毛髪も飾ったうえに、衣服と演劇用の器具を取り付けた人形です。 古代の中国では、木彫り人形を土偶もしくは傀儡とも呼ばれていました。 また、木彫り人形を使って表現する芝居は人形芝居を呼ばれます。

ろうけつ染め

ろうけつ染めは、中国の伝統紡織染物工芸で、絞り染め、型染めと並んで中国古代の三大模様染め技術と称されています。その起源は、二千年あまり前の春秋時代まで遡ります。ろうけつ染めは、中国南西部の少数民族によって代々受け継がれ、特に、貴州省では少数民族の生活に欠かせないものになっています。様々な模様や上品な色合いなど、優れた長所に恵まれ、地元の人々は主要な装飾具とするだけではなく、頭巾、腰巻き、衣服、スカート、ゲートル、カバー、風呂敷、背負いひもまで、ろうけつ染めで作っています。もっと見る
藍印花布
中国民間芸術の中で、藍印花布は東方文化を表す伝統的な工芸品です。また"藍染・草木染"と呼ばれます。藍印花布は伝統的な手作りの染色製品であり、秦漢から始まって、唐宋時期に大繁盛しました。今日まで1300年の歴史があります。南宋が臨安(今の杭州)に遷都してから、多数の名匠が揚子江の中下流域に集まってきて、南北の文化がとけ合い藍印花布の著しい発展を促しました。

挟み染め
挟み染めは古い手作りの製作技法の一種であり、現在まで2000年の歴史を持っています。昔、挟み染めを作るには、二つの精巧で美しい彫刻の木版で生地をしっかり挟み、そして染め甕の中に入れて染色します。明清の時代まで中国の田舎では、まだ挟み染めの仕事場が残っていました。出来上がった挟み染めの模様はとても美しいです。今、精美の図案を彫刻する民間の老いた職人の多くがすでになくなり、この古い工芸が絶滅に瀕しています。

扎染
扎染は中国の伝統織染物工芸で、ろうけつ染め、型染めとならんで中国古代の三大模様染め技術と称されています。黄河流域で発祥して以来、数千年におよぶ悠久なる歴史の中で生まれた模様は1000種以上とも言われています。民族ごとの特色の中に、中国の伝統的な風俗習慣・美意識が見事に反映されています。

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