職在広州

電話一本で、こんなに簡単に決まっちゃっていいのか・・・?
先日、広州の幼児教室で日本語を教えてる(しかし、彼女はかなりア
ヤシイ日本語なので、日本語の先生になったときいたときは正直言っ
て、衝撃が走りました。
可愛いし、元気と明るさは文句ないから、子供クラスなら、まあいい
・・・のか・・・。
彼女は日本料理店のアルバイトで、勘定を払って帰ろうとするお客様
に向かって、「おじゃましました!!!」と叫んでたツワモノです。)元生徒から電話があり
「先生!広州の学校で日本語の先生やりますか?
学校の校長さん日本人先生探します。いいですか?」
「ええっつ?!条件は?」
「条件?先生、いくら欲しいですか?」
「いや、採用条件の方は?」
「採用条件?大丈夫。ない。採用します。校長さん決めました。
私話しました。先生、いつ来ますか?すぐ会いたい。」
「ええっつー?!採用条件ないの?学歴とか、日本語教師の資格とか
・・・」
「校長さん、私、話しました。先生いいです。来て下さい。」
こんな簡単でいいのか?!と、不安を抱きつつ、その後、中国語と英
語を混ぜて、いろいろ話してみたのですが、給料も中々良いし(中国
人感覚で。くれぐれも日本の給料で考えてじゃないです。)
クラスも授業数も少ないし、元々英語学校で日本語科を始めたばかり
みたいで、ネイティブ教師第一号ということで、やり易いかもと、面
接も、履歴書の提出もなく決定してしまいました。

で、いよいよ桂林の地を離れるんで、毎日毎日送別会。
なんか、5.6キロ体重増の予感・・・羊肉の串焼きにビールは最高。
汗を流しながら豚鍋もいい!魚と野菜の煮込み鍋もいい!
ジーンズはけなくなりました。

ところで、以前、生徒の妹を預かった話を書きましたが、その後すっ
かり慣れて、W杯話で盛り上がったり、楽しくやってます。毎日良く
勉強をするので、私も面子(笑)があるのでせっせと勉強するので、
とーっても!よかったです。
更に、先日、又、違う生徒の妹・・・蛇の皮を被った黒い馬と占い師
に告げられた、あの朝鮮族の金さんの妹が来たのです。
両親は韓国に出稼ぎに、妹も日本語をお姉さんの側で勉強させようと、こっちへ来たので、この子も引っ越すまで預かることになりました。
腕に刺青をしてるものの、太い眉にどんぐり眼の愛嬌がある大柄な子
で性格も大らか。
林さんもよいお友達が出来て、ワイワイ楽しく暮らしてます。
そして、来学期から日本語の成人クラスに、林さんの妹と一緒に金さ
んの妹も入学することになりました。
本人は、現在、「日本語の勉強をやる気がある!」と強く主張してお
りますが、金さん姉は「信用できない・・・先生、妹は、すぐ気分が
変わるんですよ・・・本当に妹は子供っぽいから。」
と心配顔です。
しかし、こんな楽しき我が家ですが・・・

只今、部屋は中途半端な引越し準備で、強盗に滅茶苦茶荒らされたば
かりのような有様。
そのヨコで、スイカを食い散らす私たち・・・。
日本人の友達なら「ちょっと〜羊羹!何やってんのよ!はい!どいて
どいて!」と、10分もあれば片付けちゃうんだろうな・・・
(日本で何度か引越ししたときは、友達にせいぜいお茶入れてただけ
なんです。しかも、お茶こぼすと面倒だから、余計なことしないでも
いいよとか。そりゃあ、独身なわけですよ。あはは。)
母親が見たらお前は人間じゃない!豚よりヒドイ!息も出来ない!
(母親の潔癖症が、私を中国好きにさせてる一因でしょう。)と、
罵倒されまくるだろうな・・・と、思いつつ、この原稿を書き始めち
ゃいました。いけない。私は現実から逃げてる。は〜、無事に広州へ
引越しできるのかな・・・。
(書き終わったからやんなきゃ・・・。)
あ、あと、やっと桂林の山水を見物に行ってきます

(元生徒のプロのガイドが案内してくれますよ。)ので、
次回は山ちゃんがいくばりの旅行ネタです。では。

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