あこがれの西藏行 旧友との再会

8月15日(水) ラサ市内観光(午前編)

「進来!!」 懐かしい声。 そっとドアを開けるとそこは自転車置場などの納屋と通路になっている。 そ「格多!」 り「格多!」 奥の部屋から飛び出してきたのは、そう、あの”格多”!! そ「あああ〜っ! 格ー多ー!!!」 ち「きゃああ!!」 12年ぶりの再会…

8月15日(水) ラサ市内観光(午前編)

(2003年ごろ連載) 横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 今回初めて憧憬のチベットへ。チベット族同学「格多」との再会は果たせるの でしょうか?りんむうさんは、ポタラ宮を観光中に、偶然、「格多」が属する 「西藏…

8月15日(水) ラサ市内観光(午前編)

気もそぞろになりながら昼食。 すると、隣に座った、色の研究をしているという23才、全然、箸を動かさ ない。どうしたのかと見ると、テーブルの下、自分の膝の上にスケッチ ブックを広げ、窓から見えるポタラ宮をスケッチしている。 「うまい・・・。」 さら…

8月15日(水) ラサ市内観光(午前編)

横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 今回(2002年)初めて憧憬のチベットへ。チベット族同学「格多」との再会は果たせるの でしょうか?きょうはポタラ宮を観光中です。 (文中「り」 りんむうさん 「そ」 そーねい…

ラサ市内観光(午前編)

入場する前に、まずはトイレ。 そして、そう! ここがポタラ宮名物、30m下に自分の”落とし物”が 落ちていく空中(?)トイレである。 6畳位の広さに、縦に穴が2つ開いている。下を覗くとこの部屋の下は 外で、遥か下には”落とし物”が山のようになっている状…

8月15日(水) ラサ市内観光(午前編)

バスはそのままポタラ宮の入り口へと並ぶ。 13階建てのポタラ宮。上から入場する為、みなバスや車で駐車場まで 登るのだが、ここでまずひと騒動。 登り道は、すれ違いが出来ない位の狭い道。しかも入り口もその広さ。 何台かを入れて上の駐車場まで登らせ、…

8月15日(水) ラサ市内観光(午前編)

「りんむう」さんの連載「あこがれの西藏行-旧友との再会」です。横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 今回初めて憧憬のチベットへ。チベット族同学「格多」との再会は果たせるの でしょうか?きょうはラサでの初日で…

2002年8月14日(火)成都ーラサ

夕食の時間になり、起きだす。 相変わらず、起きたばかりの時の具合の悪さったらない。 り「だるい〜。」 そ「気持ち悪い〜。」 しかし食事にはしっかり参加。 昼食を食べた食堂の、2軒隣の店で夕食。ピーマン(やはり肉厚でしかも 辛い!!ひょっとしてお…

2002年8月14日(火)成都ーラサ

ラサ飯店には AM10:30 到着。 この日は高度順応の為、終日休息。 早速 部屋に入り、倒れこむように寝る。 ベッドはダブルベッド。部屋の中も寒いので暖房をFULLにして、 クローゼットの中から毛布を見つけ出して、二人でくるまって寝る。 私の場合、頭が痛い…

2002年8月14日(火)成都ーラサ

前の方の座席が空いていたので、私だけ換えてもらい、窓の外から見える 海抜5〜6,000m級の山々に見入る。 雪山をいくつも越え、自分が何の苦労もなしに数々の神聖なる山の頂上を、 こうやって上から眺めている事に対し、少し罪悪感を覚える。 そんな厳粛な気…

2002年8月14日(火)成都ーラサ

「りんむう」さんの連載「あこがれの西藏行-旧友との再会」です。 横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 12年の時は流れ、かつての同学そーねいさんと今回初めて憧憬のチベットへ。 チベット族同学「格多」との再会は…

2002年8月13日(月)羽田ー関空ー広州ー成都

中国武術の好きな「りんむう」さんの新連載「あこがれの西藏行-旧友との再会」 今回から旅行開始です。りんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 12年の時は流れ、今回初めて憧憬のチベットへ・・・・ 同学との再会は果たせるのでしょ…

2002年8月13日(月)羽田ー関空ー広州ー成都

中国武術の好きな「りんむう」さんの新連載「あこがれの西藏行-旧友との再会」 今回から旅行開始です。りんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 12年の時は流れ、今回初めて憧憬のチベットへ・・・・ 同学との再会は果たせるのでしょ…

プロローグ

西藏。 この言葉を聞くと、私達は何とも言えず苦しいような、せつないような、 まるでハートを”ギュッ”とわしづかみされたかのような気分になって しまうのは何故だろう・・・。 それは決して、高山病にかかった訳でも、現実に行われている鳥葬に 恐れおのの…